長くなるのも仕方なし…。
サウナの感想はもちろんですが、『なにけん』という施設そのものの魅力も少しでも伝わればうれしいなと思います。
というわけで、後編も引き続きゆる～くお付き合いください！
目次
VIVA SAUNA！
公式HPで予習したときに『超高温・高温サウナ』と書いていたので身構えつつ、突入！
「…あれ？さっきのサウナより熱くないかも」
先客がいなかったのでリラックスできてたのと、中にテレビがあったので気が紛れたのか？
それとも短時間ではあるけどさっきのフィンランド式サウナでちょっとは耐性ついたんでしょうか。
座面も広いけどサウナ室の内部自体もさっきのサウナより全然広い。
他のお客さんもいなかったのでちょっと探検…。
奥に寝転がれるようなスペース発見。
どれ、ちょっと覗いてみようか、と思ったら……熱い！
鼻の穴が焼ける！
これはまだ自分には早い領域だった。おとなしく入口近くに戻って着席。
そういえば公式HPに『奥の部屋（超高温）』って書いてたな。
美容のためのストレッチや寝転びサウナができる広々としたスペースがあり…って、あんな鼻の穴が焼けそうな温度のところで寝転ぶ！？ストレッチ！？
私ならそのまま召されてしまいそう。
壁にはさっきのサウナ室にはなかった12分計が。
しかし見方がわからず、結局テレビの左上に出てる時計で時間をチェック。
奇しくも流れていた番組は『ぽかぽか』でした。
熱くてぽかぽかどころではないけど。
さっきのサウナよりはマシかと思ったけどやっぱり熱い。
呼吸すると鼻と口が熱くて息苦しいのでタオルを口元に当てて耐える。
汗は…ちょっと湿ってる？程度だったけど、結局5分くらいで退出。
出てすぐ左手に水風呂があったので、迷わず手桶で水をかぶったら…づめだいっ！！
よく見ると強冷水風呂でした…。
それ以上水をかぶる勇気はなく、近くのととのいチェアで少し休憩。
いやしかしちょっと慣れてきたぞ。
その勢いのまま、お次は美肌ソルトサウナへ。
あれ…「高温サウナが苦手な方でも利用しやすいよう60℃～70℃に設定の腰掛式サウナです。」ってなにけんさんHPで予習してきたのに…。
入口に「このサウナは湿度高めなので他のサウナより体感温度高めです」みたいな怖めの貼り紙が…。
少し怯みそうになったけど、いや、せっかく来たからサウナ全種類制覇しないともったいない！と己を奮い立たせていざ入室！
……熱死。入った瞬間に3秒前の己を呪った。
あづい！なにこれ！うぉぉぉ！っていう叫びは先客がいたので何とかこらえました。
しかし先客のおばさまも、苦悶の表情で私と入れ替わりくらいのタイミングで出て行ってしまい…。
私も連なって出ていきたかったけど、「いや、塩塗らな！」と、なんとか思い直して塩のある所へ移動……うぁぁ一歩踏み出すごとに熱い！
なんとか塩をすくって身体に塗るけど…熱苦しすぎて塗った後にそこにじっといることができず、すぐ退出。
熱い場所で塩塗っただけで終了。
ぬるめのシャワーを浴びてととのいチェアに避難。
あれこそ初心者にはまだ早かった…。
まさかの癒しスポット？「TO-JI」でひと休み
すっかり打ちひしがれた私は、さっきからサウナを行き来してるときに気になってたTO-JI（湯治）というエリアへ潜入。
説明を読んで敷きタオルと掛けタオルを手に入室。
「えっ、これ空いてる？」と思ったら奥に1か所空き発見。
見よう見まねでタオルを敷いて横になり、掛けタオルをかぶる。
「さっきの塩サウナが熱すぎたからか何も感じないくらいのレベル。
心地よいぬるいベッドって感じ。
目を閉じてリラックスしようとしたところで聞こえてきたのは…激烈イビキ。
リラックスどころではなくなった。
いや…わかるけど。気持ちいいし。
時計が見当たらなかったのでどれくらいいたのかわからないけど、イビキが気になって仕方なかったのもあり、体感10分ほどで退室。
心地いいからかみんな滞在時間が長めになるんですかね。
TO-JIで回復したのか、最後にもう1回サウナ入っとこう！って気になったので、一番体感的に楽に感じたVIVA SAUNAに再挑戦。
やっぱりここが一番耐えられる。
最初に入った時よりも汗が出てるような気もする。
相変わらず首から上にはまったく汗をかいてないけど。
最初に入ったときは1分が地獄のように長く感じてたけど、3分～5分くらいは余裕で入ってられるようになりました。
サウナは入ってる時間の長さじゃない、ていうのはわかってるけど、やっぱりちょっと嬉しい。
もうちょっと入ってみるか？無理せずもう出ようか？と思ってると、スタッフの方がドアを開けて「ロウリュのために換気します」と。
ロ、ロウリュ！待ってくれそれこそ初心者にはまだ早い！と換気のために開けられたドアに一直線に向かって退出。
最初にVIVA SAUNAに入ったときは強冷水風呂の水をかぶって死にかけたので、さっきととのいチェアに座ってるときに気になった弱冷水風呂に挑戦。
手桶で水をかぶってみると…お、いける。いけるぞこれは！
きっちり全身を流した後、ゆっくり入水。
説明書きを読むと、冬の間は“ふわごこち”温度の30℃に設定されているらしい。
ありがたい…もっと早くここの存在に気づきたかった。
やさしい水風呂を出て少し休んでから、最後に露天風呂でちょっとあったまって、浴場を後にしました。
念願のサ飯！満たされた心とお腹で館内を散策
サウナが第一目的だったので、サウナ後にどうするかをまったく考えていませんでした。
でもちょっともお腹も空いたし施設内の探検もしてみたいと思い、4階の飲食フロアへ。
システムが全然わからないけど空いてる席に勝手に座る感じね…。
そそくさと端っこのテーブルへ着席。
メニューを開くと、充実したラインナップにちょっと感動。
サウナにちなんだメニューもあって見てるだけで楽しい。
迷いに迷って『なにけんの広報隊長』モトコさんという方の考案された鉄板ナポリタンを注文しました。
ついにナポリタンが来た！
デデーン！
ジュウジュウと音を立てる鉄板。
赤ウィンナーの艶、ピーマンの鮮やかな緑、玉ねぎの香ばしさ。
そして、ケチャップが絡んだもちもちのスパゲティ。
一口食べてみると…ケチャップの甘酸っぱさが舌の上で踊る。
ピーマンのほろ苦さが絶妙なアクセント。そして、もちもちの麺。
噛むたびに広がるこの幸福感。ああ、ナポリタンとは、こうでなくちゃいけない。
赤ウィンナーもいい仕事をしている。パリッとした皮を噛めば、中からジュワッとあの懐かしい味が広がる。
玉ねぎのシャキッとした歯ごたえもいい。シンプルだが、計算され尽くした構成。
うん、完璧だ。これは罪深い一皿。
ペロリと完食し、胃袋が満たされたところで、最上階である7階に探検に行くことに。
7階は6つのブースに分けられていますが、全体的にリラックスフロアになっていました。
エレベーターを降りて右手側には『巣ごもりビーバー』という有料の半個室ブースが。
有料ではありますが、1日880円というのはネットカフェなどと比べると破格の安さですね。
向かい側には無料ブースの『わいわいルーム』。
漫画や雑誌、新聞などが置いてあり、おしゃべりOKのブースということですが、みなさん静かにゴロゴロ過ごされていました。
この2つのブースを通り過ぎると、奥にはナイトルーム・デイルーム・コワーキングルームがあるようでしたが、いずれも男性専用なので探検には行けませんでした。残念。
立ち入れないスペース以外は大体見て回れて満足したので、そろそろ戻ろうかと思ったら、エレベーター降りてすぐ左手に男女ともに利用可能なコワーキングルームもありました。
今日はパソコンも持ってないし、仕事や勉強してる人がもし中にいたら邪魔すると悪いな…と思って入らなかったけど、この写真を後日見て後悔。
なにけんスカイビュー、ふせのハルカスだと…。入ればよかった。
結局、サウナ初心者は楽しめたのか？
率直な感想は、
よくわからない。でもまた来たい。
リラックスどころか、ずっと未知との遭遇だった。
それでも、お風呂は普通に気持ちよかったし、ナポリタンはめちゃくちゃおいしかった。
そして一番の目的だったサウナ。
「熱さで体調崩すかも…」とビビっていたけど、意外と大丈夫だった。
何度か入っているうちに、「あれ、ちょっと慣れてきたかも？」という感覚もあった。
でも、やっぱりまだ全然サウナの良さがわかってない！
汗も思ったより出なかったし、水風呂も弱冷水風呂が精一杯。
せめて、「サウナ行ったよ！」と堂々と言えるレベルにはなりたい。
ちゃっかりお土産も購入。
MOKUタオル、こんなん何本あってもええですからね。
ステッカーはちゃっかりスマホに挟みました。
サウナ初心者としての一歩を踏み出した今回の体験。
正直、まだサウナの魅力を完全に理解できたわけではありませんが、これから少しずつ探っていく楽しみが増えた気がします。
これからも、どんどん未知の世界に飛び込んで、いろいろな体験をしてみたいと思います！
もし「サウナちょっと興味あるかも」と思っている方がいれば、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
最初の一歩を踏み出す勇気さえあれば、思わぬ発見が待っているかもしれませんよ！
ちょっとだけ後日談
この記事を書いた後、結局4回サウナに行きました。
これは大阪・心斎橋のDESSEさん。
サウナ室の温度とか湿度にもよるんですが、今では10分くらいなら無理なく入ってられるようになったし、普通の冷たい水風呂も入れるようになりました！
それでもまだまだサウナの良さを理解できた気はしてないんですが、4回も行ってるってことは「ハマってる」と言えるんじゃないでしょうか。
やったー！新しい趣味ができた！
サウナに限らず、最初はちょっと戸惑ってもこんな感じでぬるっとハマる場合もあるので、皆さんも興味のあることは気軽に挑戦してみてください。
私もこれからさらにいろいろなことに挑戦していきますので、次回レポートがあったらまたお付き合いくださいね！
