Izumi

1977年、秋田県生まれ。
20年以上のベテラン保育士。子どもたちと向き合い、成長を間近で感じられることに喜びを見出している。結婚・出産を機に、正社員からパートへ切り替え、家庭とのバランスを大切にしながら、現場に立ち続ける。

趣味は登山。「山でおいしいコーヒーを飲みたい！」というシンプルな思いから始め、アウトドアファッションが好きだったことも後押しし、次第に山そのものに魅了されるように。気がつけば毎週末、山へと向かう日々を送っていたが、怪我がきっかけで、以前のように勢いよく山頂を目指すことは難しくなった。
それでも、体の調子を見ながら無理せずゆっくりと歩くことで、山の景色や植物の美しさに、改めて目を向けるように。山で出会うハイカーたちとの交流も増え、名前を知らなかった花や鳥のことを教えてもらううちに、山という空間そのものがますます愛おしくなった。
「山頂まで行けなくても、山に身を置くだけで楽しい。」そう思えるようになったことで、登山との向き合い方も変わった。

よく訪れるのは、ムーミン谷と呼ばれる秋田 駒ヶ岳。この山の景色が特にお気に入りで、何度登っても新しい発見がある。愛車のジムニーで走ることも、登山と組み合わせながら楽しむ。 時には家にこもってインドアな趣味に没頭することも。本を読み、一人で黙々と手帳に好きな言葉を書き溜めたり、ファッション誌の切り抜きスクラップする作業は、開放的な登山とはまた違う癒しのひととき。「手帳が自分の好きなもので埋まっていくのが楽しい！」と、お気に入りの手帳を見せてくれた。

「何か新しいことを始めるときは、まずやってみる。行ってみて、そこから修正すればいい。」
準備も大事だけれど、ハードルを上げすぎず、まずは一歩踏み出すことを大切にしている。山に誘うときも「一緒にご飯を食べよう！」と気軽に声をかける。

座右の銘は、「わたしは、私。」（樹木希林）と「老化は進化。」（小泉今日子）。
「歳を重ねることは衰えじゃない。むしろ、新しいことを楽しめるチャンスだと思ってる。」

これからも「自分」を楽しみ続けることが人生の目標。
妻や母としての顔も大切にしながら、それだけではない「私」としての時間を持ち続けたい。自分の好きを追いかけながら、いつまでも現役でいられる人生を送りたいと語ってくれた。