

あおばた
Webマーケター
1988年生まれ、仙台出身。
4月に37歳を迎える今年、2025年は『サウナ年』とも言える年齢で、特別な一年。全国各地のサウナ施設が満37歳を対象としたさまざまな施策を展開しており、そんな流れに乗って、これまで以上にサウナを楽しんでいる。
大学まで地元で過ごし、その後11年間の東京生活を経て、3年ほど前に故郷へ帰還。現在はウェブマーケターとして活躍する傍ら、サウナとスポーツ観戦に情熱を注ぐ。
楽天イーグルスのファンであり、2024年シーズンは仙台で69試合、遠征を含め70試合以上を現地観戦。野球だけでなくサッカーやバスケットボールも好み、スポーツの魅力は“再現性の難しさ”だと語る。同じプレーは二度とない。その瞬間を目に焼き付け、感動を誰かと共有したくて球場へ通う。一人観戦を好むのは、試合に没頭するため。
だが、人生に最も大きな影響を与えたものはサウナだった。
サウナを好きになったことで、新たな土地にも果敢に飛び込み、楽しめるようになった。行ったことのない場所へ行くワクワク感。自分の世界の広がりを感じている。
週に5回はサウナへ通う生活。ハマったきっかけは、仕事で酷使する頭を休め、自分自身と向き合う時間が欲しかったから。デジタルデトックスしながら思考を整理する場所として、サウナは最適だった。裸になり外気浴で夜空を見上げる瞬間は、純粋な自由を感じるひとときだ。
全国のサウナを巡った中でも、特に印象深かったのは沖縄・本部町の『亜熱帯サウナ』。人工物のない空間、石をくり抜いて作られた水風呂、土壁の温もり…「ここは本当に日本か?」と錯覚するほどの体験だった。
サウナに興味がある初心者に向けてアドバイスをするなら、「行き慣れた人のマネをせず、3分でも2分でも、自分のペースで楽しめばいい。競わなくていい。小さな体験を積み重ねることで、自分だけの楽しみ方が見つかる。」
遠い将来になるかもしれないが、ひとつの夢がある。
「仙台には、気軽に泊まれるカプセルホテルが少ない。あっても男性専用。ならば、自分で作りたい。」
スポーツ観戦の拠点として、旅の中継地として、そして“仙台を好きになる場所”として機能する場所。野球、サッカー、バスケ——仙台にはプロスポーツが揃い、食文化も豊かだ。
その魅力を、国籍も、世代も、性別も関係なくすべての人に感じてもらえる空間を作りたい、と語った。
裸一つで向き合える時間があるから、彼はサウナを愛する。
そして今日もまた、どこかのサウナに彼の姿があるだろう。