

なみんちゅ
汗活女子(アセジョ)発起人
東京都出身。両親は北海道出身だが、彼女の心のルーツは沖縄にある。
高校の修学旅行で初めて訪れた沖縄の空気、現地の人々との交流を通し、自分のルーツがここにあると信じて疑わなかった。
大学では体育会バレーボール部に所属し、引退まで競技に打ち込んだ。そのため就職活動に本腰を入れるのは遅れたが、決めていたのは「沖縄で働きたい」ということ。
大手旅行会社JTBの最終面接で沖縄・那覇支店勤務を希望するも、JTB沖縄が別会社であることを知る。しかし予想に反して採用され、東京で法人営業に従事することに。希望とは異なる配属先だったが、沖縄の魅力を伝えることに情熱を注ぎ、添乗員としてでも現地に足を運び続けた。
その後、さらなる挑戦を求めて海外駐在員の試験を受け、シンガポールやシドニーへ。異国の文化やライフスタイルに刺激を受ける中で、特に衝撃を受けたのが朝活文化だった。仕事前にジムやヨガ、ランニングをする習慣や、シャワー設備の整ったオフィス、ビーチサンダルで出勤し会社で着替えるスタイル。すぐに自らも実践し、日本に帰国後も継続し、朝から一汗かくことは今でも日常となっている。
帰国後、新事業の立ち上げに誘われ、自分の興味のある分野だったこともあり現在勤めている会社に転職。北海道から沖縄まで全国を飛び回る日々の中で、持ち前のフットワークの軽さは今の仕事にも生きている。
サウナ、ホットヨガ、バレーボール、フィットネス――彼女が愛するのは『汗をかくこと』。
「汗活女子(アセジョ)」を商標登録し、発起人として活動中。asejoではなく「asejyo」。この「y」には「yourself(あなた自身が)」「youthful(若々しく)」「yearning(憧れられる存在に)」という3つの意味が込められている。
現在では企業や自治体などと連携し、汗活を観光や企業PRと結びつけることで、仕事としても確立。サウナーたちの聖地、埼玉・草加健康センターでは、毎月ヨガイベントを主催している。
そのエネルギッシュな姿勢は、周囲から「体力と免疫力のお化け」と言われるほど。なぜそんなに元気なのかと聞かれることも多いため、ただの経験談ではなく根拠のある知識を伝えられるようになるため、漢方薬や薬学を学びたいと考えていると言う。
また、自分がやってみたいスポーツのイベントを主催することも目標のひとつ。インストラクターとしてではなく、自分も一緒に生徒として楽しめるイベントを企画したいと思っている。
「新しいことを始めたいけど躊躇している人へアドバイスを」と尋ねると、「その人のリズム、その人のペース、その人のレベルがあると思う。何だったらできるか?何が好きなのか?その日だけじゃなく、1週間、10日間、毎日続けられそうなものを見つけるのが大事」と語った。
彼女のエネルギーは、今日も汗とともに巡り続ける。