宮崎 龍太

1988年、兵庫県神戸市に生まれる。
大学卒業後、新卒で美容系の会社へ入社。この経験を通じて、興味や適性を見極める大切さを学び、次に選んだのは自動車部品の会社。4〜5年の勤務を経て、現在勤めている運送会社から声がかかり、転職。業務全般を支える中で培った調整力とリーダーシップが、現在の彼の基盤となっている。
管理職として配車管理や配送業務に携わりながらも、彼の心にはいつも「新しい挑戦」への思いがあった。

コロナ禍という状況下。「遊びに行けないなら、自分たちで遊び場を創ろう！」
そうして、キャンプ好きの友人たちと共に、キャンプ場を作るプロジェクトを始動。しかし、準備を進める中で数々のトラブルが発生し、想定よりもオープンまでに時間がかかる見込みに。そこで、「倉庫を使って何かできないか？」と考え、ショップのオープンを決意。林業に関わるメンバーとの縁から、"薪SHOP CHAMBERS"を立ち上げた。薪はキャンプだけでなく、飲食店や家庭用暖房など、多くの人々の暮らしに役立つ。幅広い用途に応える薪を手掛け、独自の事業を切り拓く。

好きなキャンプは、趣味から仕事へ。
キャンプに費やしていたプライベートの時間がぽっかり空いた。その時間を埋めるように始めたのが、家でできる趣味。誕生日にもらった一鉢の植物が、新たな情熱の扉を開いてくれた。 サボテンや多肉植物の育成に没頭し、植物の成長を見守る時間は、日常の中に驚きや発見をもたらす貴重なひととき。
「成長がゆっくりなものほど、大きくなったときの喜びも大きい。」という言葉には、ビジネスと趣味に通じる深い哲学がある。

「楽しくないことはやらない。」それが彼のモットー。
でも、楽しいことだけをしていられないのが人生。たとえ退屈に見えることでも、その中に楽しさや刺激を見出すことはやめない。

新しいことを始めるときのコツは？と聞くと、「考えれば考えるほどハードルだけが上がっていって、結局やらなくなる。だから考える前に動く！」そう、教えてくれた。