

T-BONE
販売業
1979年、大阪府生まれ。
大学卒業後、輸入代行バイヤーとしてキャリアをスタート。さまざまな経験を経て、商売の楽しさに魅了され、現在は販売業に携わる。
年齢を重ねるごとに、プレイヤーとして、より主体的に楽しめる趣味が欲しいと思うようになった。
学生時代に一度経験していたが、快適とは程遠く、なんとなく苦い思い出のあったキャンプ。その印象が大きく変わるきっかけになったのは、ふらっと立ち寄ったアウトドアショップだった。
お店のラインナップを見たら、思っていたイメージと全然違った。
「この道具を全部揃えたら、めちゃくちゃ快適なキャンプができるんじゃないか?」
入口は道具への興味だったが、快適さを追求するうちに、その奥深さにのめり込んでいく。今では年間40泊ほどキャンプに出かけ、関西圏を中心に各地を巡る。
こだわりは、シンプルで機能的な空間づくり。必要なものだけを厳選し、視覚的にも落ち着ける黒を基調としたギアを揃える。
設営後は立ったり座ったりの動作を最小限に抑え、すべてが手の届く範囲にある状態が理想。ミニマムすぎると修行のようになってしまう。そのため、最低限ながらも快適なバランスを追求している。
「何もしない贅沢」もキャンプの魅力のひとつだ。街灯も人工物もない環境に身を置くと、頭の中の雑念が整理され、ストレスがクリアになっていく。焚火を眺めながらぼーっとする時間こそが、何よりの癒し。
最近は、キャンプだけでは物足りず、登山も楽しむように。新たな挑戦としてラフティングやサーフィンにも興味を持ち始めている。山と川、そして海。それぞれのフィールドでの遊び方を模索しながら、自分なりのアウトドアスタイルを広げている。
「やってみようと思ったら、まずは行動!」
情報があふれる時代だからこそ、必要な情報を集めたら、あとは実際にやってみるだけ。
キャンプも最初は知識ゼロの状態だったが、実際に試しながら自分に合うスタイルを見つけてきた。その積み重ねが、唯一無二の世界観を生み出す。
「歳を重ねても、自分の好きなことを続けながら、そのための仕事も長く続けていけたらいいなと思う。」
そう話す彼のモットーは「座学と実行」。その信念のもと、これからも自分らしいアウトドアライフを探求していく。