突然ですが、サウナはお好きですか?
第三次サウナブームなんて言われ方もしていましたが、ここ数年でブームではなく、すっかり定着した印象のサウナ。
興味はあるけど、「熱いの我慢してなにがいいの?」「入り方がよくわからない」なんて思っていませんか?
そういう私は正直に言うと興味さえありませんでした。なにしろ自分は絶対にサウナに向いてない人間だと思っていたもので…。
しかし、サウナを愛するYATTEMINのセレクターさんや、周りのサウナーたちのサウナに対する熱量がすごくて、「これは一度は試してみる価値があるのでは?」 と思ったのが今回の挑戦のきっかけです。
とはいえ、どこのサウナに行けばいいのかわからない…。
そんな私に、TKCさんとあおばたさんが教えてくれたのが 「なにわ健康ランド(通称:なにけん)」 でした。
サウナ初心者の私が、なにけんでどんな体験をしてどんなことを感じたのか――実際に訪れたレポートをお届けします!
初めての「なにけん」到着!受付で早速アワアワ

近鉄線布施駅を出て下町情緒たっぷりのアーケード街を6分ほど歩くと、ついに到着しました。
なにわ健康ランド湯~トピア、通称『なにけん』。
大阪・東大阪市にある温浴施設で、関西以外のサウナーたちにも愛される、至福のととのいスポット(らしい)。

まぁまぁ緊張しながら入店。
なにしろお風呂屋さんに来たのはたぶん20年以上ぶり。親に連れられて行ったスーパー銭湯が最後の記憶です。
靴箱に靴を入れたまではいいけど受付でまずテンパる。
あぁ、後払いか…なるほど。
受付後ろの棚から貸し出しのバスタオル(女性のみ)を1枚手に取り進むと、正面にフォトスポットが。
インスタで見たやつ!


せっかく来たので記念撮影。
1人で行ったので自撮り棒を利用しました。
受付のお姉さんの目が気になって落ち着かず、羞恥心や不安が滲み出た、なんともいえない表情の1枚となりました。
もっとサウナっぽいポーズ(?)すればよかったと後悔。
そして、撮影スポット横の自販機でポカリを購入。
マイボトルにたっぷりお茶は入ってたけど。形から入るタイプなんで…。

たくさんの人に愛されている施設だということが伝わってきますね。
館内着に着替えて、ちょっと探検
いよいよロッカーのある3Fの女性専用エリアへ。

暖簾をくぐって進むとロッカーに到着。
「え!?どこも空いてない…めちゃくちゃ人気やん…」と思ったら、 受付で渡されたバンドが実はロッカーキーで、その番号のロッカーを使うということに気づく。
なんでこんなことも分からなかったんだろう。無意味にうろうろしてしまいました。
無事に自分の番号のロッカーにたどり着いてホッとしたら次の問題が発生。
ここで館内着に着替えるらしいけど…館内着がない。
もしかして受付の近くにあったのか?と思って下に降りようと思ったら、さっきくぐった暖簾のすぐそばに置いてありました。
スルーする方が難しいようなデカい棚なのに、全く見えていませんでした。テンション上がりすぎてたのかな。

無事にアロハ柄の館内着をゲット。これもインスタで見たやつ!
人がいないタイミングを見計らって、予習してきていたなにけんポーズで撮影。
手を胸の前でハートにするのは諸説あるようなので、ベーシックに足だけ曲げてみました。
浴場に行く前にちょっと探検。
ロッカールームの向かいにはパウダールーム。
奥には健康マッサージ・タイ式マッサージのお部屋があり、そのさらに奥にはリラックススペースや喫煙スペースがありました。
奥には健康マッサージ・タイ式マッサージのお部屋があり、そのさらに奥にはリラックススペースや喫煙スペースがありました。
マッサージチェアや、その後ろには畳のスペースもあって、家のようにくつろいでいる方も。
こちらのリクライニングチェアのあるスペースは、フロントでの申し込みが必要なようです。
大体何があるのかわかったので、いよいよ浴場へ。
女性の浴場は1つ下の階なので、階段で降りました。
いよいよ浴場へ!ついにサウナ初挑戦
ちゃんと持ってきました、サウナMOKUタオル。
タオルを握りしめ、いざ浴場へ。
おぉ…広い。
なんか気になるものはいろいろあるけど、とりあえずシャワーを浴びて普通に全身を洗います。
入り口付近に戻り、さっきはスルーした小さな棚とクーラーボックスを確認。
持ち込んだ小物を置かせてもらえる棚と、飲み物を入れて置ける氷入りのクーラーボックスでした。なんてありがたい。
脱衣場に置いてきたサウナハットやポカリを取りに戻り、いそいそと備え付けのマジックで目印を書いてクーラーボックスに入れさせてもらいました。
いきなりサウナに入るんじゃなくて、まずは湯船に浸かってからの方がいいってどこかで見た記憶があるな…と思い、まずはお風呂に。
お風呂の種類もいろいろあって迷ったけど、まずは延寿湯温泉という湯船にin。

熱すぎずぬるすぎずちょうどいい温度。
独特の香りがすると思ったら、説明書きを読むとなにけんオリジナルの薬湯でした。効能に肩こりがある。ありがたい。
ちょっとあったまりすぎたので露天風呂エリアへ。
左手にフィンランド式ロウリュサウナ発見。よし、ファーストサウナはここにしよう。
入る決心をつけるために(?)ちょっと露天風呂に浸かって気持ちを静め、貸し出しのサウナマットを手に、いよいよサウナへ突入!

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「これあかんやつや」
ぐぇぇめっちゃあついなにこれ。
夏の炎天下で放置してた車に乗り込んだ時のひどいバージョンみたいな感じ。
すぐに心折れそうになったけど先客が2人いたので顔や声には出さず、ぐっとこらえて下段に着席。
サウナハットの陰から周りを観察。
よく見る時計(12分計って言うんですね)がなく、時間のわからない中で無理のない範囲で耐える。
(2回目に来た時に気づいたけど、横に砂時計がありました。)
そのうち先客が2人とも出ていき、「貸し切り♪」と喜ぶ余裕があるわけもなく、私もサウナ室を飛び出しました。
命からがら、手桶でかぶった水が冷たすぎて今度こそ本当に命が終わりそうに。
おもしろそうな1人用?の水風呂があったけど、思ったより深そうだしドボンする勇気が出ず、近くにあったととのいチェアで一時休戦。
セルフロウリュなんてする余裕なかった。これではととのうどころではない。
やっぱり私にサウナは向いてなかった。
そんな完全に弱気になった私の頭の中に語り掛けてきてくれたのは、初心者にアドバイスをくれた、サウナを愛するYATTEMINのセレクターさんたちでした。
「我慢は禁物、無理せず楽しんで」
「3分でも2分でも、自分のペースで楽しめばいいんです」
「水風呂冷たくて入れないっていう場合は、水風呂に入らないで外気浴エリアで涼むだけでもいいですよ」
「小さな体験を積み重ねることで、自分だけの楽しみ方が見つかります」
よっしゃ。単純な私は気を持ち直しました。
冷えた体を温めるために、とりあえず室内に戻ってひのき風呂にお邪魔します。

ちょうどいい温度に癒される。
…今までの私ならここでギブアップしてたかもしれない。
でも、この時は “もう少し試してみたい” という気持ちが勝っていました。
まだまだ気になる場所がたくさんあるし、せっかく来たから元取らないと(本音)。
果たして、この先どんな体験が待っているのか!?
そして、サウナ後に最高の○○を味わうことになるとは、この時の私はまだ知らないのであった——。
後編へ続く!







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